リチャード・ジェニのプロフィール

1957年10月30日生まれアメリカニューヨーク市のブルックリン出身のコメディアンです。代表作は『マスク』『ジャックの大災難』があります。主演作はありませんが、その独特のキャラクターで様々な映画に出演するようになりました。ところが2007年3月に急遽亡くなります。警察は「ボーイフレンドが拳銃で顔面を打ち抜いた」という電話の一報でリチャード・ジェニの自宅に急行したところ、まだ息はあったものの重体でした。しかし、搬送先の病院で亡くなりました。45歳でした。自殺かどうかはまだ断定されておらず、自殺なのかどうかはわかっていません。
自殺ならどうして自ら命を絶ったのかは今のところはよくわかっていないようです。

リチャード・ジェニ出演作の印象

私が一番印象に残っている役どころは「マスク」でのチャーリー役です。ジム・キャリー扮するスタンリーをパーティーに誘ったり、いい女を見るとすぐに鼻の下をのばすというちょっといい加減だけど憎めないキャラクターの役どころが印象に残っています。
ジム・キャリーと同じコメディアン出身ということで二人の絡みがとても絶妙に面白かったことを覚えています。「マスク」ではリチャード・ジェニがコメディアンだからできる演技、普通の俳優さんにはできないであろう独特のノリを作り出して映画の笑いをより取れるようにしていたことはまさに縁の下の力持ちというところでしょうか。
ここぞというときの笑いが取れる演技が必要な役どころは彼だからできたのではないでしょうか。

リチャード・ジェニ亡くなる

リチャード・ジェニのプロフィールでも紹介しましたが、急に亡くなってしまったのは惜しい気がします。映画は主演ばかりが取りあげられますが、主演が生きるのも映画自体が面白くなるのも名脇役があってこそだと私は思っています。リチャード・ジェニは「マスク」では見ている人から笑いを取るための演技はやはり作品には不可欠だったはずです。
そう考えるとコメディアン出身のリチャード・ジェニのように大きな笑いを取るために目立たないけどオイシイ役どころは重要なわけです。そうするとこういう名脇役を張れる人がいなくなるというのは映画産業自体にも打撃であって、我々のような映画を見る側にも痛手になります。目立たないけど名前は思い出せないけど、「いたいた!そういう人」とインパクトのある脇役さんがいなくなるのはちょっと悲しいと思いました。

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